マンガでわかる有機化学 結合と反応のふしぎから環境にやさしい化合物まで (サイエンス・アイ新書)
評価が高かったので読んでみました。本書の「はじめに」に「有機化学は暗記だ」なんて嘘だとか、理論的であると同時に芸術的だ、とか著者の考えや想いが書かれてあり心を掴まれました。で、読み進めていくと前半は用語のオンパレードです。暗記すること多過ぎだろ…と。淡々と有機化学の基礎を端的に説明されていますが、私は読むのがかなり苦痛でした。レビューも良かったし冒頭に読んだ著者の「はじめに」の内容も良かっただけに期待を裏切られた感が半端なかったです。しかし、六章あたりから有機化学ってスゲー面白い!って思えるようになりました。本書の構成として、前半は有機化学の教科書的な内容が続いており、後半は応用というか実用というか、有機化学の面白いところの説明に入ります。六章以降を読み進めるうえで前半の基礎の部分は頭の片隅に入っていた方が本質や理解がしやすいので、無理してでも読み進めた方がいいです。最後の章の実験方法や装置の説明と有機化合物の分離、抽出方法までサラッとですが一通りきちんと書かれているところも実際の研究の現場の雰囲気を想像できてよかったです。学生時代の科学の授業を思い出しました。図表がふんだんに描かれていたのは良かったのですが、マンガは全く意味不明ですし不要でした。姫(赤毛の女の子)は結局、全然勉強してないのに最後だけ突然カッコいい感じでしめてるのが謎すぎます。内容も萌えや笑いを意識した単発ボケばかりで有機化学の理解を深めるためのものではなく、脈絡のないマンガまでいちいち読むとかえって理解の妨げになります。マンガを表現として取り入れるからには、多少の萌えや笑いの要素はあるべきだとは思いますが、読者は本気でマンガが読みたいわけではなく、マンガを通して有機化学を理解したかったはずです。それなのに姫は意味不明なボケばかり繰り返すし、科学先生(白衣の男性)は解説したいこと(左ページの文章による説明の要約)を一方的にしゃべってるだけだし、富沢(スズメ)の存在意義が不明だし。姫は読者の立場を代表して科学先生に質問し、科学先生がそれに答えるという形式にすべきだったと思います。右ページのマンガと左ページの説明の内容が重複してて無駄だと思います。でも、マンガ内の「エタノール様がアセトンと呼ぶその女…。本当の名前は」「言わないでくれ、ジメチルエーテル」「ぶっひっひっひ。単結合の女など出る幕ではないわ」「意外に先生の話は聞いているんですね……」このくだりは嫌いじゃないです。
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下野紘と伊瀬茉莉也の「ベン・トー」RADIO 「ラジ・オー」ラジオCD Vol.1
TVアニメベン・トーのラジオ「ラジ・オー」のCDになります。CDは二枚組みで一枚目はAUDIO-CDの撮り下ろしでRADIO「ラジ・オー」スペシャルCDとなっています。スペシャルCDのゲストは原作者のアサウラ先生です、執筆秘話や創作裏話などが飛び出します。原作ファンには聞き逃せない内容となっています。二枚目はDATA-CDとなっておりベン・トーのラジオ配信分がMP3ファイルで収録されています。こちらは一回が40分程で全部で7回分が収録されています。ラジオのゲストはそれぞれ悠木碧さん茅野愛衣さん愛美さん加藤英美里さんとなっています。二枚組み三千円で収録時間5時間強とお買い得な内容になっています。
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愛と、勇気を。
映画のテーマソングになっているこの音楽は、アップテンポでありながら心を癒すという珍しい曲です。ガチャガチャした音楽は苦手だと言う方にでも、決して耳障りにならず、聴いているだけで心が元気に前向きになってくる自分を発見できると思いますのでお勧めします。歌声の入っていない3曲目などはドライブでのBGMに適していて、ノリの良いパットメセニーの曲のような爽快感すら感じさせてくれます。
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[ブートブラック] BootBlack COLOR SHOE CREAM BBクリーム55 (BLACK(ブラック)55g)
革によくなじみ、上品に艶に仕上がりました。もっと早くほしかったです。
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愛と人生
映画「男はつらいよ」をベースにその演者が作品内の虚構と著者が設けるメタ虚構を行き来しながら人生の機微に想いを馳せる表題作。巧妙で繊細なフイクション間の逍遥に心地よく揺蕩いながら確かに映画のようなフィクションの鑑賞から実人生へ何かが譲り受けられまたその逆も然るべく絶えずフィードバックを繰り返すその営みは人の心のひと隅を緩やかに循環しながら人生を受け入れる土壌を形成するものかもしれないなあなどと得心する。他二篇。
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