ウディ・ガスリー グッズ

ウディ・ガスリー Deja Vu Definitive Gold

2006年リリース。ボブ・ディラン、ジョン・レノン、ジョー・ストラマー、ボノ等、死した今尚文字どおり数えきれないほど多くの人間たちに多大な影響を与え続けているご存知“アメリカン・フォークの父”ことウディ・ガスリー。14歳の時に故郷を離れて55歳で亡くなるまでの間に大陸中を放浪し、目の当たりにした様々な貧困や差別などの厳しい現実を基に作ったプロテスト・ソングや労働階級賛歌、さらには大衆的なラヴ・ソングやチャイルド・ソングまで、ありとあらゆるものを自らの言葉で歌い続けていた彼が遺した膨大な数の録音の中から歴史的名曲/名演を厳選し、CD5枚に別けて収録した至極の決選集。彼の姿勢こそ、ロックを筆頭にあらゆる現代ポピュラー音楽の原点のひとつ。 Deja Vu Definitive Gold 関連情報

ウディ・ガスリー ウディ・ガスリー・ストーリー (1973年)

ウディ・ガスリーに興味のある方しか手には取らないでしょうし、たとえば「怒りの葡萄」に描かれた世界を期待して読むと、ひとりの人物の評伝であるので確実に肩すかしを食うでしょう。しかし、「ウディズ・セッズ」の断片や、作者をはじめ様々な人に宛てたウディの手紙等を読むことができるという意味では非常に価値のある一冊だと思います。あまり言を尽くすのも無粋なので、ボブ・ディランの「いつまでも若く」を彷彿とさせる「新しく生まれた姪を祝った挨拶状」を紹介して終わります。 きみの一生は、きみの四季が正午に融け合い、 きみの朝が身をかがめてきみの真昼にキスする時に、 輝かしい収穫に向かうようにと祈ってる。 きみの喜びは、黄色い甘い果実と、 きみの思考の輝きが世の中を元気ずける時に熟するようにと祈っている。 雨滴がこまかく落ちてほこりっぽい土を冷やすように、 きみが他人への奉仕に我を忘れるようにと祈っている。 きみが難渋を知ることなく、神の全体性に気づくようにと祈っている。 神は真理であり、愛であるからだ。 きみの語彙の中に、敵という言葉が入ることがないように祈っている。 自分の最も奥深い自己を気高く表現するように祈っている。 世界のさまざまな宗教や哲学を見渡し、 最高の水準の目的をもった本当に価値のある人生観をいだくようにと祈っている。 きみが至福の境に至り、人間の生命と運命との謎を解明してくれることを祈っている。 立派な行ないをすることによって、 肉体的にも精神的にもこの上なく成長し、熟達するようにと祈っている。 きみが成就するようにと祈っている。              いつまでも変わることのない愛をこめて                              ウディ・ガスリー ウディ・ガスリー・ストーリー (1973年) 関連情報

ウディ・ガスリー ボブ・ディラン ノー・ディレクション・ホーム [DVD]

本編は66年UKツァーまでのディランの歴史的映像で、英語と日本語を同時に表示させれば、各人の言葉を深く理解することができる。、「はげしい雨が降る」を初めて聞いたときに泣いたというアレン・ギンズバーグ、あるいは心強いバックバンドであるザ・バンドを騎士たちのようだというディランの言葉等は、当時のアメリカの文化、ロックの流れを活写していて心に響く。特典としてフル・レングス・パフォーマンスが数曲収められている。その中では、65、66年のUKツァーのときのものが素晴しい。ホテルでの騒ぎの中で、生まれて間もないラヴ・マイナス・ゼロをディランがギター1本で弾き通し、最後には皆が聞きほれてしまう場面、そしてコンサートでのライク・ア・ローリング・ストーン, いつもの朝にの演奏は圧巻である。それから、本編でインタビューを受けた、バエズを含む4人が各々ディランの曲を歌う貴重な場面も収められている。バエズが時折ディランのマネをしながら、Love is just a four-letter wordを最後まで演奏する場面は、2人の歴史に思いが及び、本当に胸に染みる。それら特典を含め、本DVDは疑いなく何回も観たくなる作品だ。 ボブ・ディラン ノー・ディレクション・ホーム [DVD] 関連情報

ウディ・ガスリー ボブ・ディラン ノー・ディレクション・ホーム (CDサイズ・紙ジャケット仕様) [DVD]

ジャケットの、頬の肉が落ち、サングラスをかけてはいるものの明らかに表情のないディランと、タイトルの「ノー・ディレクション・ホーム(帰る家とてなく)」という言葉にこの作品の在り方が集約されているように思います。作品が進むにつれて疲労の度を増すディランが終わり近く、インタヴュアーに「家に帰りたい」と漏らす場面など、この時期のディランが「ドント・ルック・バック」で見られるようなイケイケで突っ走ってばかりいたわけじゃなかったことを物語ってくれます。こじつけになるかもしれませんが、「ドント・ルック・バック」が「振り返るな」と前のめりに走っていたのに対し、この「ノー・ディレクション・ホーム」は現在のディランが当時を「振り返」っており、そういう意味では対になる作品なのかもしれません。 ボブ・ディラン ノー・ディレクション・ホーム (CDサイズ・紙ジャケット仕様) [DVD] 関連情報

ウディ・ガスリー わが心のウディ・ガスリー―アメリカ・フォークの源流

戦前からウディと親交のあった著者による回顧録です。正直あまり期待せずに読んだのですが、これがなかなか感慨深いものがありました。断片的にではありますが、かの「ウディ・セッズ」が読めたり、縁りの人たちの話が聞けたりもします。なかでもウディの自伝の朗読レコード(昔あったアニメや映画の「ドラマ盤」同様、CD化されるなんて絶対ないでしょうね)を出したウィル・ギアとの対談や、二番目の妻であるマジョりーンの語るウディとの結婚生活の話などは、これまで親しんできたウディの残した音楽に新たな奥行きを感じさせてくれるような気がします。また、途中までしかないと断りながらも最後に載せられている、ウディから著者に当てられた手紙は、まぁいろいろ問題を抱えた人物でもあったらしいウディがなぜこれほど長く、国や世代を超えてまで人々を魅了し続けるのか、その秘密を垣間見せられたように思います。 わが心のウディ・ガスリー―アメリカ・フォークの源流 関連情報




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