スタニスラフ・ブーニン グッズ

スタニスラフ・ブーニン 衝撃のショパン・コンクール・ライヴ(1)

 ブームゆえにつぶされてしまった感のあるブーニンですが、人気の原点であるこのショパン・コンクールでの録音は、本当にみずみずしい。完成形として本格的プロ演奏者になる前であることを考えれば、多少のミスは許されるべきだし、そこだけにフォーカスするのは大人げない。実際、メカニック的に難しい所でのミスではない。(弾ける人のミスと弾けない人のミスとを聴き分けられない半可通はミスタッチについてコメントすべきだとは思わない。) ロシアのピアニズムは「個性」を重要視する。ブーニンも若くしてそういった「個性」の感じられるピアニストであったことがこの録音でもよくわかる。ブームが完全に過去となった今だからこそ評価できる「個性」だと思うし、その後、ドイツや日本での演奏を聴くにつけ、惜しいと思う。ロシアと個性との関係だろうか。ロシアにいてこそ発揮できるピアニズムの自由が、政治的な自由でちぐはぐになってしまったのだろうか。 元々はアナログ録音のため、ダイナミックレンジも周波数特性も狭く感じられるCDです。最新の技術でデジタル・リマスターされるべき貴重な録音。 衝撃のショパン・コンクール・ライヴ(1) 関連情報

スタニスラフ・ブーニン スタニスラフ・ブーニン・プレイズ・ショパン・アンド・ドビュッシー [DVD]

このディスクは、1987年ドイツ、ミュンヘンでのライブを収録したものです。ディスクに収められているのは、ショパンとドビュッシーの作品から13曲となっています。この時期のブーニンは、まだソビエト共産党の管理下にあった?らしい。そのためなのか、かなりのストレスを受けているように見受けられます。ショパンは神経質に弾かれ、リラックスしているようには見えず、あまり良い出来ではありません。ドビュッシーの「2つのアラベスク1番」では、ドビュッシーをショパン的に弾いています。この曲はテンポはあまり揺らさず、分散和音のきらめきを淀みなく聴かせる方が美しいと思います。ブーニンの演奏スタイル(パフォーマンス)は、実際に感情がこもってあのような表情や仕草になっているかどうかは兎も角、私は全く気になりませんでした。 スタニスラフ・ブーニン・プレイズ・ショパン・アンド・ドビュッシー [DVD] 関連情報

スタニスラフ・ブーニン カーテンコールのあとで

考え方や生活背景がよくわかりました。ただし、表現方法は少し堅くて難しい感じがします。 カーテンコールのあとで 関連情報




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