藤城清治美術館 グッズ

藤城清治美術館 藤城清治作品集―愛を謳う光と影

 いつだったか立ち寄った書店で偶然藤城清治さんの展示会を観て以来、ずっと欲しかった画集です。高額ですが、装丁や印刷の再現力は素晴らしく、制作年度順に並んだ影絵はいずれも美しく感動的です。 1950年代から2000年までの影絵が一ページに一作品、または2、3作品と掲載され、巻末にはそのすべてに御自身による解説が付いています。 長い年月をかけ創作されてきた影絵のモチーフは小人の音楽隊、、子供、空飛ぶ馬、宗教、夢、森などほぼ同一のテーマです。どちらかというと光よりも影の部分が強く、神秘的で、影絵の小人たちの演奏会は夜空に光る星の下、人間の知らない時間に開催され…といった趣で、年代によってその表現力は力強くなっていきます。 戦後美しいものを探し光を求めて影絵をみつけたというスタートから現在まで、変わらず空想を愛し、光と影に人生を見いだすその創作姿勢に改めて感銘を受けました。 止まっている影絵の静謐な世界は不思議と暖かく感傷的な気分にさせます。 書棚から大幅にはみ出して保存には難儀しますが、大切な宝物です。  藤城清治作品集―愛を謳う光と影 関連情報

藤城清治美術館 画本 風の又三郎

画集はたいてい高いものですが、買ったあとに安く感じた本です。それぐらいの値打ちがあります。ときどき本棚から抜き出して眺めています。 画本 風の又三郎 関連情報




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