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キャプテン★ザコ 雑魚神様 (メガミ文庫)

デビュー作でこの内容なら満点だと思います。昼も夜も、両手に悪女 (ガガガ文庫)がとてもよかったため、この本を読むきっかけになりました。この作品もよかったです。骨太な作品だと思います。この作者の作品は、読後に再度、読み返してしまいます。前半戦で、上手く伏線を引いているので、後半にどう拾うのかのドキドキ感がたまりません。後半、伏線が、パズルがはまっていくようで感じがよかったです。だから、再度、前半戦の伏線部分を読み返したくなります。ガガガ文庫からメガミ文庫の流れで、読んでよかったです。こちらの作品の方がブラックです。ガガガは、文庫の色として、意図的にライトにしたように感じられます。今後が、気になる作者です。※ガガガのあとがきのプロットに、これを読後に納得しました。それまでは、違和感がありました(苦笑)バトル要素があります。自分には苦手な要素ですが、物語上必要な要素です。神様を扱っているので、名前の漢字の読みが難しく苦戦しました。ただ、話に重厚感を持たせるためには、必要だと思います。笑いも今風のネタで、小休止にはちょうどよい塩梅です。1冊完結作品において、登場人物は、メイン3人サブ3人が、限界かなと感じます。それ以上多いと終えなくなるか、薄くなると思います。自分が詳しくないジャンルですが、作者はよく調べているように感じました。作者の名前に鳥居が入っているのは、意図的なのでしょうね。この作品は、実施要綱に準じるものを感じました。催しには、趣旨目的があって、そのための行為であるのに近年は、行為自体が重要になってしまうような場合。または、催しを行いたいために、無理矢理、趣旨目的を作るという本末転倒。だから、運営側は趣旨目的を理解していても、効果を与えたい人(参加者)に本来の趣旨目的がわからないという矛盾。散文な内容のレビューになってしまい、すいません。 雑魚神様 (メガミ文庫) 関連情報




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