シンドラーのリスト グッズ

シンドラーのリスト シンドラーのリスト(字幕スーパー版)

スピルバーグの作り上げた力作が、待望のDVD化。冒頭と最後や一部の演出効果を除いて全編モノクロでつづられる3時間の大作は金や地位、女性への欲が強いシンドラーがナチスのユダヤ人虐殺の悲惨な光景を目のあたりにし自分の工場で働かせ、結果多くの人を救ったという数奇な運命を力強く描く。主演のリーアム・ニーソンも素晴しいが党員の指揮官を演じるレイフ・ファインズが残酷だが人間らしさもわずかに残し、党の決定に戸惑いながら従う人物を好演している。非常に感動的な作りの映画で、だれしも人間の尊厳や戦争の恐怖を考えさせる作品だが、最後のシンドラーの語りと現実の世界の墓を訪れる人々のシーンは、本編とは別の話になった感があり、個人的には蛇足に思えた。全編に流れるジョン・ウィアムズのスコアはバイオリンの音色が切なく哀しい。DVDとしては、DTS音声も収録され銃声や人々の叫びや逃げ惑う空気が生々しく再現され、淡々とした中にドキリとさせられる。セリフやスコアも聞きやすい。画質はスピルバーグの意図した「フィルムの粒子感」がややザラっとした感じだが、モノクロの階調がしっかり出ている。暗い部屋のシーンもツブれない。 シンドラーのリスト(字幕スーパー版) 関連情報

シンドラーのリスト シンドラーのリスト 【字幕版】 [VHS]

生き残った人たちの証言をたんねんに集めて映画化していったから、そのリアリティは他の映画の比ではありませんく。特に殺戮のリアリティ。スピルバーグがこの映画を撮影中はノイローゼ気味になったということも頷けます。昔の映画なら何人もの処刑人が機関銃でバリバリ撃ちまくって処刑しますが(最近の「ワルキューレ」なんかもそんな場面があったが、実際は疲弊したナチがそんな弾がもったいないことをするワケがない)この映画では人の頭がなるべくくっつくようにタテに並ばせて、拳銃で一番前の人の眉間を撃ち抜きます。すると弾は頭を貫通して、一発で三、四人が死にます。最初にこの場面を見たときは本当に吐き気を催しました。しかしこれが真実の描写でしょう。スピルバーグがこの映画のあと、どんどん殺戮のリアリティばかり追求するようになっていったのは、ちょと気がかりですが(「プライベート・ライアン」「宇宙戦争」「ミュンヘン」等…)、いずれにしても、戦争や軍隊を格好良く描く映画ばかりが不気味に増えて来ている現代、一人でも多くの若い人たちに見てもらいたい映画の一つです。 シンドラーのリスト 【字幕版】 [VHS] 関連情報

シンドラーのリスト シンドラーのリスト

白黒だが全く物足りなさを感じさせない。主人公のシンドラーは全財産が尽きるまで様々な手を使ってユダヤ人をたくさん救ったにもかかわらず、「もっと救えたはずだ。この車を売ればもっと救えたはずだ」という台詞を言うシーンが最高である。そして、ひたすら同じテーマが流れていく悲壮感は、映画を見れば絶対に忘れられない音楽になると思う。 シンドラーのリスト 関連情報

シンドラーのリスト シネマ・セレナーデ

気に入りました。BGMとして聴いてもいいのですが、それ以上のものだと思います。 シネマ・セレナーデ 関連情報

シンドラーのリスト シンドラーズ・リスト―1200人のユダヤ人を救ったドイツ人 (新潮文庫)

もともと、映画のシンドラーのリストで感動をし、小説版もと思っていましたが、やっと読む機会ができました。演出面からか、映画は小説とか違う面も多くありました。小説版は、史実をもとにしながらもフィクションとして描かれているところもありますが、それでも淡々と進むお話にはリアリティがありました。シンドラー自身、女遊びもするし酒飲みと、決して「昔ながらの英雄」とは違う、まさに庶民の中の一人といった感じです。そのある意味「普通の人」が見せた勇気の物語が、この「シンドラーズ・リスト」なのでしょう。勧善懲悪でもなく、登場するナチスドイツの親衛隊でさえ、ある意味戦争の犠牲者。残虐行為自体が許されるわけではありません。しかし、一人の人間が、どっち方向にも転がってしまうといった観点でも、この小説で語られる真実には引き込まれるものがあります。二度とこんなことが起こらないように、との願いも込めて。 シンドラーズ・リスト―1200人のユダヤ人を救ったドイツ人 (新潮文庫) 関連情報




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